京都要庵歳時記 『要庵の雛飾り』(1) |
写真は、女将の初節句(生まれた翌年)に買われた雛人形で7段飾りです。もう〜四十数年経っている年期が入った雛人形で、最近では7段で飾らずに平らに飾っています。部屋の床に間に飾ろうと思いましたが、他館の床の間より要庵の床の間は広いですが、それでも納まりきれず、お食事をする部屋『花宴』に飾っていますが、お客様が『綺麗ですね〜〜。』と言ってくださるのが楽しみです。
お雛さんは飾る時は、一年ぶりなのでワクワクドキドキしますが、片付ける時が邪魔くさいのが本音です。一度、飾る機会を逃し2年ぶりに飾ったり、まあ〜〜いいか、今年は虫除け剤を入れなくて良いか〜〜。と思った結果、虫に大切なお雛様の衣服を食われた時は、横着した自分に腹が立ちましたので、それ以来、毎年飾り、仕舞う時には必ず虫除け剤を入れるようにしています。
(3月3日 要庵 主人書)