京都要庵歳時記 『第100回記念 京料理展示大会』 |
京料理の歴史は、我が国の料理の歴史と言っても過言ではありません。昔から公家に伝わる『大饗料理』、武士を中心とした『本膳料理』、そして寺院の『精進料理』や、さらに茶の湯とともに発達した『懐石料理』など、多彩な料理が体系的につながれてきました。今日、『京料理』と呼ぶのは、これらの料理が融合して成り立ち、また庶民の生活に密着する『おばんざい』も長年の京都の文化と歳時に結びついて伝統が息づいています。
要庵でも、女将や料理長はじめスタッフと共に展示会に行き見聞を広める機会を設けました。京都の有名な料理屋さんの料理が数多く展示され、特に師走のこの時期ですので、お正月の料理が多かったことと、要庵では10年前から行なっていましたがワインと京料理を組み合わせる店も出て来ました。今回は100回記念でしたので展示会だけでなく食文化フォ−ラム・TABLE ART・呈茶席・部品販売コ−ナ−・特設食堂・器百彩コ−ナ−など数多くの催しがあり、たくさんの人で賑わっていました。
(12月12日 要庵 主人拝)