京都要庵歳時記 『毎月25日は天神さん』 北野天満宮 1 |
天神さんの由来
『天神さん』と京都人から愛称良く言われる北野天満宮では毎月25日に
市がおこなわれます。この市は女将が大好きで、機会があれば何回も行って
いますが、飽きることなく何時伺っても、市の楽しみがあります。
同じように毎月21日は『弘法さん』と呼ばれる京都駅の南の東寺でも
市がおこなわれますが、やはり中京に住んでいる女将も主人も弘法さん
よりも天神さんの方が馴染みは深いです。
学問の神様
学校も上京区にありましたので、やはり今出川通にも愛着がありますので、
北野天満宮に行きますね。その北野天満宮の歴史は古く、947年に創建
されたと言われています。学問の神様・菅原道真公を祀る・九州・大宰府の
大宰府天満宮とともに、全国の天神さんの代表的な神社として信仰を集めて
います。
菅原道真公
ご存知のように無念の死を遂げた菅原道真公の御霊を鎮例め、国を守る
神として創建されましたが、現在では学問の神としての信仰が篤く、その
菅原道真公の誕生日であり、命日でもある25日に、縁日・天神市が
開催されるようになりました。
今では日本を代表する市
天神市は京都人から『天神さん』と呼ばれるようになり京都人の楽しみの
市でしたが、その範囲は京都→関西→関東、そして全国と拡がり、今では
海外からのゲストも年々増加しています。主人も昔、ハリウッドの大スタ-
を見かけたこともありました。海外からのゲストにとっては興味深々の光景
かと思います。
(平成26年5月26日 要庵 主人書)