京都要庵歳時記 『平成26年皐月から水無月 玄関の室礼』 紫陽花 1 |
紫陽花の季節
5月後半、3月から4月の間、要庵西冨家の玄関を飾っていた海棠桜もとっくに
片づけ、ウツギと水無月の木をコラボレ-ションした植木を飾りましたが、旬の
5月にウツギは可愛らしい白い花を見ごと満開に咲かせ、水無月は小さな花弁が
日増しに膨らんで来ましたが、ウツギの白花が散ってしまいましたので、
一旦片付け紫陽花を飾ることにしました。
花飾りの前に・・・
主人は紫陽花を3鉢+水無月・ウツギ=4鉢・梅雨時期に咲く花を育ていますが、
通常玄関に2鉢育てますので、4鉢-2鉢=2鉢が残ります。4月後半から6月末
までの間、うまいこと回れば良いのですが、気候によって花の咲くタイミングが
違いますので、正直に言いまして回すのは難しいです・・・・・。
さて、紫陽花の花を1鉢運ぶ前に必ずしなければならないことがあります。
それは玄関磨きです。加齢により年々磨くのが苦になって来ましたが、
磨かなければなりません。
スタイルの良い女将は??
スタイルの良い女将(笑い)も、機械室・ボイラ-と壁の隙間に入り、先ずは
4月下旬に落葉した樫の落葉を拾い、そしてモップで隙間をゴシゴシ磨きます。
女将も『スタイルが良いので隙間に入るのは出来るのですが、その隙間で
上がったり、下がったりするのがキツイ!!!(笑い)。』と笑顔で言っています。
毎月磨いていますが、ひと月経てば必ず汚れますので、磨かなければなりません。
これは要庵西富家の約束事ですので、きつくても頑張って磨きます。
(平成26年5月22日 要庵 主人書)