京都要庵歳時記 『平成26年卯月 要庵玄関の室礼』 紫陽花とノリウツギ 1 |
ありそうでない
2月末から飾っていた海棠桜も可愛らしい蕾が日の経過とともに膨らんで、
そして満開になり、あふれんばかりの花びらを咲かせ、そして散り、片づけ
ましたが、桜の時期が終わり5月・春の花が意外と有りそうで無いのです。
以前、3年間だけ姫椿を鉢で育てましたが、3年目に枯らしてしまいました。
理由は???です。鉢植えで育てる難しさと不思議さがあります。
草木のHairdresser
春の花を鉢で育てるのは中々難しいですね。ですから、5月・春はエスケ-プ
して6月の花を要庵西冨家では玄関の室礼にします。平成26年の卯月は
紫陽花を先ず飾ります。紫陽花の茎が枯れているので(年月の経過で自然に
枯れます)、綺麗に枯れ始めた箇所からハサミで剪定してカットして整え
ます。また葉も少し緑色から白くなり変色しかけている葉も全て取ります。
植物も喜ぶ
このように人と同じくカットしたり枯れた茎や葉を取り除くだけで、草木が
生き返り・生き生きとするのは本当に不思議ですね。植物も声には出しませんが、
生き物ですので『うれしく・喜んでいる』のでしょう。また主人が大切に
育て、玄関に飾りますと育てている時よりも成長が速いのには驚きます。
日当たりも育てている場所の方が良いのに関わらず・・・・その理由は??。
(平成26年4月18日 要庵 主人書)