要庵歳時記 『要庵西冨家の梅もぼちぼちと・・・・。』 1 |
2月も最後の週を向かえました・・・・・
ソチオリンピックも無事に終了して、日本選手の頑張りに勇気とやる気を
いただきました。お正月も遠い昔のように感じられます。京都では昔から
2月は『にげる』と言い、『逃げるように日が経つのが早い』意味です。
今年は2月1日・2日の週末は20度近く温度が上昇して、『いったいどのような
2月になるのか?』と思いましたが、異常気象はその週末だけで、それ以外は
厳しい寒さが続きました。
綺麗ですね!!!
その2月の大きな歳時は節分ですが、2月の花は梅ですね!!!。
京都市内も北野天神さんをはじめ梅の名所がたくさんあります。要庵西冨家の
中庭の梅も例年でしたら満開ですが、その寒さのため、8日~10日ほど開花が
送れ、ようやく咲いて来ました。梅の開花で2月の寒さをはかるのも一案ですね。
おかげさまで、多くのお客様から『綺麗ですね!!!。』とうれしいお言葉をたくさん
いただいています。この梅も、2月から3月第1週に満開になる月以外の11ヶ月間は、
絶えず手を入れて大切に育て2月を向かえます。
木々のバランス
ですから綺麗に咲いた時は、1年間の労が報われて嬉しさも倍になります。
主人は小まめに剪定して手入れしており、美しさを求めるには時間と我慢・
辛抱そして努力が必要です。以前は、あえて枝先を切らずに伸ばしていました。
その理由は2階の部屋から見た時に、より一層の美しさをお客様に感じて
いたたきたいからです。しかし、梅の奥の紅葉と白樫の木とのバランスを考えて
最近は枝を伸ばさずに、少しまとまる様にしました。少し小さめの方がより
美しさを醸し出すと考えました。
(平成26年2月24日 要庵 主人書)