京都要庵歳時記 『新年を迎えるためのお正月飾り 餅花』 1 |
ようやく1月9日になりました。
要庵西冨家の師走の約束事に於きまして、昨年、平成25年の12月は行なわなければ
ならない数多くの事がありましたので、時間に追われ追われ、個別に要庵歳時記で
紹介することが出来ませんでした。要庵歳時記の中でも京都らしい師走の歳時なので、
新しい年を迎え、幕の内の15日までには紹介しようと考えていました・・・・・。
大掃除、主人の炭俵、ちょろぎ、次に色々なお正月の準備の締めくくりは飾り付けです。
その飾り付けのメインイベントは玄関の床の間に餅花を飾ります。
人気が高いお正月飾り
久保造園さんの庭の手入れ、中西畳さん、竹半さん、伊達建具・建築工房さんの修理等
ありましたが、要庵西冨家のお正月飾りも、社員さんと共に作るのではなく、昔から
西田家で作るのが習慣になっていますので、師走は時間との戦いになります。
そのお正月飾りの中でも『餅花』は非常に人気が高いお飾りです。
お客様から『この餅花、どのように作るのですか?。』と尋ねられます。
本当はこの餅花は、要庵西富家の全員でお餅をついて、白餅と色粉を入れた紅餅を、
柳にひとつづつ細かくちぎって付けていけばよいのですが、師走は、猫の手を借りたい
ほど多忙なので、、要庵西冨家の近くの『石土花店』に依頼しています。そして餅花は
ある程度のボリュ-ムが無ければ存在感がないので、思い切って多く作るのがコツです。
正直に言いまして高いです(にが笑い)。
(平成26年1月9日 要庵 主人書)