京都要庵歳時記 『要庵西富家 師走恒例歳時記 お正月飾り』 1. |
女将は北野天神さんへ!!!
要庵西富家の社員さん・スタッフや叔母、主人が『ひぃぃ~ひぃぃ~!!。』
言いながら手作りでお正月飾りを作り、飾っている時に女将の姿が見えません。
『この猫の手も借りたい時に、どこに行っているのか?。』と思います。何と12月25日
北野天満宮で催されている『終い天神』に行っていました。何と言う大胆さでしょうか!!。
終い天神は毎月25日に開催される天神さんの中で、1月25日に催される初天神さんと
終い天神さんは、『初』『終い』と別称されるほど特別な天神さんです。
天神さんの中でも特別な天神さん
特に終い天神さんは、お正月用の飾りつけに使う多くの正月用品が売られて
いるので、普段の天神さんの光景も違ってきます。葉ボタン、チョロギ、注連縄、
鮭等をはじめ約1000店が出店されています。有名な絵馬書には、幅6.8m・
高さ1.8mの巨大な絵馬が飾られ、白馬と黒馬が対になった絵柄は、豊臣秀頼
が1610年に奉納した『曳馬図絵馬』を越前和紙に印刷しました。終い天神には
毎年約15万人が訪れます。
ところで、女将は何を買ったのでしょうか??。
(北野天満宮では学問の神様・菅原道真の誕生日と命日にあたる25日に
縁日がおこなわれます。)
京都・要庵西冨家の粋
肝心なお正月飾りもヒ-トアップして、ラストスパ-トになってきました。叔母と一緒に
作りました炭俵も完成して各部屋に置きます。大親友からお正月用にいただいた
南天も玄関に飾り、一部は2階・松風に活けます。部屋の床の間に活けずに一面ガラス
の窓の外に活けるのも要庵西冨家のオリジナルです(笑い)。おかげさまでお客様から
高い好評があり喜んでくださります。青竹の中を切って活けますので、大きさに制限が
ありますが、その制限を逆手にとって創意工夫して『粋さ』を表現します。
さあ~、明日は12月31日大晦日です。
(平成25年12月30日 要庵 主人書)