京都要庵歳時記 『数寄屋の部屋の畳替え』 2 |
OO屋が無くなってきている
主人の父の時代からお世話になっている中西畳屋さんに要庵西富家
の畳替えをお願いしています。息子さんのお父さんはもちろんのこと、
主人は祖父さんも知っています。主人が生まれる前からのお付き合いです。
しかし、時代の流れは生活の進化をもたらしますが、逆に今まで必要で
あったものが必要が無くなる場合も大きいです。
as time gone by
庭の手入れをおこなってくださる久保造園さんも京都での仕事が無くなって
きて、京都以外の街での仕事が多いです。庭がある家が無くなってきました。
同じように伊達建具さんも襖や障子や建具を使う家が無くなってきている。
本当に日本家屋から西洋住宅に時代の流れと共に移ってきています。
日本の家屋や京都の町家の素晴らしさを再認識することが大切ではないで
しょうか?。
心地良さ
中西畳屋さんが1枚づつ大切に畳を持ち帰り、畳替えをおこないます。
また、畳を持ち帰った部屋もきれいに掃除をして養生してくださります。
そして出来上がった畳を再び敷き直し、畳替えが終了します。
素晴らしいイ草の香りがします。部屋が新築されたように輝き、
本当に心地良いですね。願わくばこの香りと青さが永遠にあります
ように・・・・・(それは永遠の若さを保つことと同じで無理です。)
(9月から10月31日まで要庵歳時記を紹介出来なかったこと申し訳ありません。)
(平成25年11月8日 要庵 主人書)