京都 要庵歳時記 『女将のお母様・主人の叔母様の喜寿祝いの旅』 1 |
機会はありそうでない
要庵西冨家では、ひと月に1~2回は還暦や喜寿のお祝いの会の旅でお泊まり
くださるお客様がおられます。お子様がご両親に旅をプレゼントする場合もあれば、
家族が集まりワイワイ・ガヤガヤと多くの人数で楽しまれる場合もあります。その時に
言っているのは、『こうして家族で集まる機会はありそうでないですよ!!。素晴らしい
ことなので、要庵西富家のひと時楽しんで、思い出深い旅にしてください!!。』・・・・と。
お母様78歳・叔母様77歳
多くのお客様のお祝いの会をおもてなしさせていただきますが、ふと考えると女将や
主人の両親や身内のお祝いの会をしていないことに気が付きました。日々の仕事で
今度に、、今度に、、と思っている内に機会を逃してしまいました。それではイケナイ!!と
主人は思い、思い切ってお祝いの旅を考えました。女将のお母様は78歳・主人の叔母様
は77歳です。ともに昭和9年と10年です。お母様が77歳の時に喜寿のお祝いの旅を
すれば良かったのですが、昨年、お父様が80歳で癌で亡くなりお祝いをすることが
出来ませんでした。
残された自分の人生
それで、叔母が77歳になり、お母様もここ数年はお父様の看病ばかりで、そして今では
自宅に籠っておられるので、旅をして気持ちを新たに持って残された自分の人生を歩んで
行くことが大切と、主人は常々考えていますので、『このような機会は無いですよ!!。』と
お母様に言いました。また娘も参加したいと言い、休みの関係もあり、7月・8月は暑いので、
この6月がチャンスと考え計画を進めました。息子は大学院での研究が非常に忙しいので、
『今回は参加出来ない!!。』・・・・と、それで5名で喜寿のお祝いの旅をします。
(平成25年6月17日 要庵 主人書)