京都要庵歳時記 『掛軸の素晴らしさ・粋さ・楽しさ』 ギャラリ-鉄斎堂さん 2 |
さて、4月中旬・桜がまだ美しいこ頃、時間をつくって祇園新門前通にあります
『ギャラリ-鉄斎堂』に伺いました。しかし、遅咲きの桜を楽しむお客様の
ために追われて、女将も主人も時間が気になって、気が急いて冷静な判断が
出来なくなりました。安い買い物ではありません。心にゆとりを持って冷静な目利きで
お気入りの掛軸を選ぶので、その場でセレクトすることが出来ません。主人も女将に
『ゆっくりと時間を持って良い塩梅の素敵な掛軸をセレクトしよう~~!!。』と
アドバイスしました。
ギャラリ-鉄斎堂さんのご子息さん
しかし、桜が散り、新緑が美しい季節、そしてゴ-ルデンウイ-ク、葵祭りと・・・・と
時間が経過していく中、中々鉄斎堂さんに伺うことが出来ませんでした。
女将も今回は諦めて、また秋の催しの時に素敵な掛軸を選ぼうと~~と。
そのような時、ギャラリ-鉄斎堂さんのご子息さんが、専門知識と素晴らしい
センスで要庵西冨家に似合う、『掘り出し物』の素敵な掛軸をセレクトして
くださっていたので、わざわざ数本の掛軸を持参してくださりました。
堂本印象
このことが可能なのは、長年のお付き合いで好みを知ってくださっていること・
女将が具体的に作家さんと・どの季節や月に掛けたいか伝えていたからです。
また実際に数寄屋の部屋に掛けて見て大きさ等のバランスも分かります。
事実、女将が大好きな堂本印象氏の朝顔の掛軸が第一候補でしたが、堂本印象
の大胆でありながら繊細な絵柄は女将も気に入りましたが、一つだけ気になる
ことがありました。それは大きさです。実際、比較的に床間が狭い『横笛』に
掛けましたが、小さいですね、、、、、、、。しかし女将は堂本印象氏の掛軸を
今回は気に入っているみたいですね。
(平成25年6月12日 要庵 主人書)