京都要庵歳時記 『葉桜を楽しむ?』 |
3月20日の春分の日が過ぎたころから京都の早咲きの桜が円山公園や御所の近衛家で
咲き始め、3月末から4月初めにかけて本咲きの桜が満開になり、そして4月も2度目の
週末を向かえるようになりました。今は仁和寺の御室桜がとても見頃です。もちろん主人の
桜定点観測所京都御所でも見られます。来週になれば、遅咲きの桜も満開になり
約1カ月の間、早咲き・本咲き・遅咲きと4月20日・21日の週末まで楽しむことが出来ますね。
蕾だけの桜はない
同じように要庵西冨家の玄関に飾っています海棠桜も、3月初めから飾っていましたが、
初めは蕾も葉も付いていませんでしたが、中旬・下旬になり蕾がだんだんと膨らみ
とても可愛らしく可憐な蕾になります。主人はその時期の海棠桜の蕾がとても好きです。
蕾の膨らみと同調するように葉も成長していきますが、正直に言えば葉が成長しなくて
蕾だけの方が主人は美しく感じます・・・・・・。その海棠桜も満開になり散り始めましたので、
早速剪定して来年の開花に備えます。
Intuition
大きく育てたら品が無く、例年でしたら、ちょうど良い塩梅の大きさに思い切って枝先を
剪定して片付けますが、今年、初めて4月末まで海棠桜の葉桜を楽しんでも良いぁ~~と
直感的に感じましたので、綺麗に剪定して飾りました。飾ってみるとイイ感じでとても
新鮮に見えます。一方、海棠桜と一緒に飾っていましたユキヤナギも白い小さくて可憐な花を
『これでもか~~!!!。』と言うくらい咲かせましたが、残念ながら4月6日7日の日本中を
襲った春の寒冷前線で全ての白い花が見事に散ってしまいました・・・・。
また1年かけて大切に育て来春に備えます。
(平成25年4月12日 要庵 主人書)