京都要庵歳時記 『Diploma x KYOTO13』 関西学生建築卒業設計展 3 |
各大学によって卒業制作のフォ-マットは違いますが、息子の
場合は、先ず2月5日締切日までにA1(模造紙サイズ)10枚に
コンセプト・図面・エスキスを描いて提出します。そしてそのA1・
10枚の資料に基づき模型を2つ制作します。1つは全体模型・
2つ目はその拡大版で、その提出締切日が2月15日で、翌日の
16日に、教授全員が立ち会い、学生ひとりづつ5分間のプレゼ
ンテ-ションがおこなわれます。
アシスタント
ですから、1月中旬から京都に帰ってこなく、寝袋と下着を持参で
研究室に泊りこんで徹夜で制作にあたります。女将も心配で、
思わず『遠慮しなくてもよいから要庵西冨家のお弁当数十個、教室に
持って行こうか~~?。』と気遣います(笑い)。息子だけでなく全ての
学生がそのような状態ですので、女性も化粧など関係無しになります。
息子ひとりでは、制作にあたり現実的に時間に限界がありますので、
具体的な制作は後輩や同じ担当教授の大学院生らがアシスタント
として提出締切日に遅れないようにフォロ-します。
One For All / All For One
息子自身も昨年3回生の時は、何日も徹夜で4回生の卒業制作を
手伝いました。そして今年は、その4回生の学生が大学院生となり、
息子を手伝います。後輩は後輩で先輩の制作するのを手伝うことで
自ずと学びます。卒業制作は一人で制作しますが、完成までには
先輩や後輩のアシスタントとして応援があってこそ完成します。
『自分ひとりではない、自分は皆のために、そして皆はその人のため』、
の考えが自然に学び感じるように工学部建築学科では教育システム
が出来ています。
パソコンを新しく設営いたしましたので、12月中旬~1月末まで
要庵歳時記を紹介出来なかったこと申しわけありません・・・・・。)
(平成25年 2月27日 要庵西冨家 主人書)