京都要庵歳時記 『部屋の普請』 Cassinaの椅子 4 |
デンマ-ク家具のハンス・J・ウェグナ-かイタリアのCassinaの家具で
悩みに悩みましたが、最終的に要庵西冨家で使っているテ-ブルと椅子
がCassinaですので決めました。今度はCassinaの多くの椅子の中から
どの椅子を選ぶかです。これも悩みます。また価格も安くないので(値段も
Cassina価格です(笑い)。Cassinaマエストリコレクションから選ぶことに
しました。フランク・ロイド・ライト / G・T・リ-トフェルト / マンキトッシュ /
アスプルント等の名高い5人の巨匠から、最終的にル・コルビジェの椅子に
絞りました。
Uterect・ユトレヒト
リ-トフェルトのUterectの椅子も本当に素晴らしかったです!!!。
欲しい!!と思いましたが、しかしル・コルビジェのLC3に決めました。
座り心地はCassinaの椅子は全て良く優越がありませんが、
お客様に理解されやすい椅子と数寄屋の空間に良く合うことを考えました。
また、今回は椅子の高さも大きな要因です。洋式の椅子と高さが43~45cm
ですが、数寄屋の空間には35cmの高さがベストです。
その高さの椅子を探す必要がありました(その高さの椅子が中々無いです)。
真剣勝負
LC3が決まれば、今度は生地選びです。皮は高くなりますので最初から
除き(苦笑い)ファブリックにします。これも悩みに悩みます。本当に
数多くの種類から生地と色を選びます。椅子は主人がセレクトしましたので、
ファブリック選びは最初に女将に任せました・・・。しかし、女将も疲れてきて
目に見えて根気と気力が無くなってきて、ついに居眠りをするようになりました(笑い)。
安い買い物で無いのでプレッシャ-も大きいです。真剣勝負で最終的に主人が
セレクトしました。やれやれです・・・・(笑い)。
(パソコンを新しく設営いたしましたので、12月中旬~1月末まで
要庵歳時記を紹介出来なかったこと申しわけありません・・・・・。)
(平成25年 2月6日 要庵西冨家 主人書)