京都要庵歳時記「真夏の玄関の室礼」マルゴー葡萄の剪定・紫式部と風知草と葡萄(3) |
夏の玄関磨きの暑さと熱中症対策の三つ目は、帽子です。帽子も効果は十分にありますし、そのうえ男性は帽子を水で濡らしてかぶることが出来ます。冷却効果がありますが、女性は髪の毛が濡れますので、帽子を濡らすことはできませんね。それで、女将は帽子に保冷剤を入れます(笑い)。ところで、女将は熱中症対策に関して不思議と上機嫌です。理由は?。主人もわかりませんが、保冷剤に関しても、帽子に関しても、お茶も「どんどん持って来て!」と言って、人目を気にせず、一気飲みするくらいです。
葡萄の剪定
さて、玄関磨きも終わり、草木の室礼です。7月に紫陽花から置き換えましたシャトーマルゴーの葡萄の木もひと回り成長しました。葡萄の色もマスカット色から本来の葡萄の色に変色しました。幹の下部の部分の葉は変色して落葉するか枯れる手前ですので、見かけも良くないのできれいに剪定します。
やはり、美しく
育てて5年になりますが、ようやくこの大きさに成長しましたが、育てていく過程において手本がありませんので、行き当たりばったりです。今回も主人の感覚では竹の添え木が長いくらいかなぁ~、と思っていましたが、短いです。1、5メートルから2メートルくらいあっても良いです。葡萄の蔓(ツル)のあまり考えなかったのです。葉が晩秋には枯れて落葉するので、来年の成長を考え、長い竹を特注して形を整えます。やはり葡萄の木は形を整えて育てる方が葡萄にとっても観る人にとっても良いですね。
(8月15日 要庵主人書)