京都要庵歳時記「真夏の玄関の室礼」暑さ対策・紫式部と風知草と葡萄(2) |
さて、真夏の玄関磨きで一番気をつけなければならないのは、暑さ対策=熱中症です。女将は必ず3つのことを”暑さ対策”として気をつけています。3大重要素ですね(笑い)。まずは首元に日本てぬぐいやタオルを巻くことです。今回は日本てぬぐいの中に保冷剤を入れましたが、保冷剤は最初は硬くて首筋に違和感を感じますが、それもあっという間にやわらかくなります。
冷却効果
言いかえればそれほど首筋に熱さがこもるのですね。主人は日本てぬぐいに保冷剤を入れて、さらに水で濡らして首に巻きます。さらに巻いた手ぬぐいの先の水がTシャツの表面を濡らします。Tシャツの表面が水で濡れると表面の温度を下げるので非常に冷却効果があります。
冷えたお茶
2番目は汗をおもいきり掻き流れますので、身体が水分不足になります。叔母が頻繁にキリリと冷えたお茶を運んでくれます。グラスも汗をかいており、冷えたお茶をグイグイと一気に飲みます。室内で飲む冷えたお茶よりも美味しいですね。
(8月14日 要庵主人書)