京都要庵歳時記「夏への準備」雑草取り(1) |
思い切り汗をかいて、Tシャツもずぶぬれになって玄関とその周辺を磨きました。正直に言いまして相当に疲れましたが、磨き終わったあとの爽快感は素晴らしいですね。「洗心」という言葉が昔から使われますが、ほんとうに心まで洗われますね。しかしまぁ、夏場は太陽の光が強くなりますので、光合成も活発になり、これからますます苔が生えやすくなりますねぇ。
苔と雑草
苔と同様に、敷石の隙間に雑草が生えます。この雑草が主人は気になりますので、見つけ次第抜きます。表通りの雑草も放っておくとあっというまにボウボウになりますので、これらも気がつけば抜きます。ついでにお隣に生える雑草も抜いてますね(苦笑)。その昔、プロ野球の選手や監督がそのスポーツ魂の強さの有り様を雑草に例えられ、「草魂」とか「雑草魂」というタイトルの本まで書かれ、表現されるくらい、雑草というのはほんとうにすごいですね。
根こそぎ
ですから、何気なく抜きますと、葉っぱや茎だけを摘み取ることになり、肝心の根が残ってしまいます。「根こそぎ取る」の通り、ちゃんと根から取らないと嫌になるくらい次から次へと生えてきます。この玄関の日当たりも良く、一日に何度も水が撒かれる環境は、要庵西富家にとって皮肉なことですが、植物にとっては最高の環境のようですね。
(6月14日 要庵主人書)