京都要庵歳時記「平成24年 新春商売繁盛、心より頼みます!!!」えべっさん(恵比寿神社)(1) |
しかし、日本人ですので、一週間後の大晦日と元旦は誕生日と同じくらい大きな歳時です。家族が揃って新年を「今年一年良い年でありますように~~!!。」と願いを込めて祝います。もちろんケーキではなく、お節料理や白味噌のお雑煮は欠かせないです。初詣が終わり「さあ~これで、ゆっくりと過ごせるわ~~。」と思いながらも、ゆっくりとしている間もなく、気がつけば主人と女将は「もう~えべっさん!!。」と毎年のように思います。
本当にクリスマスから一週間後が元旦、更に一週間が過ぎれば今度は初えびすさんと一週間ごとに歳時があります。キリスト教から一週間で仏教、更に一週間で大黒さんや恵比寿さんに商売商売繁盛の願い、ま~~あ……他力本願、他力本願ですね(大笑い)!!!。主人や女将、そして数多くの日本人はイエスキリスト様から恵比寿様まで、頼む神あれば何にでも頼みますね(笑い)。
さて、京阪神では大企業の経営者から中小企業の社長さん、そして個人経営のお父ちゃん・母ちゃんまで大小の規模に関わらず商いを営む人であれば、えびすさんは非常に関わりが深いです。会社の規模に関係なく商売人として同じ立場です。それで、境内では「商売繁盛笹持ってこい!!!。」と威勢よく掛け声が交わされ、本当は神に頼らず自助努力で世界大不況の今の時代を乗り越えなければならないのですが……。
(平成24年 1月10日 要庵 主人書)