京都要庵歳時記「平成23年神無月 要庵玄関のしつらい」ススキ・萩・紫式部(1) |
数年前までは、主人も体育の日の3連休が終われば、例年、春夏の服から秋冬の服に衣替えしますが、昨年は10月末、今年も10月中旬になっても春服を着ています。娘も言っています。「お父さん、この時期、何を着たらよいか分からない?。春夏物を着るのも悔しいし、秋冬物はゴワゴワして暑いし……。」主人もさすがにツイードのジャケットは着ません(数年前までは中旬には着ていましたが……。)
温暖化の影響は人間だけでなく、植物にももちろん影響します。要庵西冨家の萩の花もようやく10月下旬近くになって咲いて来ました。萩は秋の七草で、初秋に小さくて可憐な花を咲かせます。その花を見て、「あ~~夏から秋へと季節が移ってきたな~~。」と人々は感じます。しかし、先月の要庵歳時記で梨木神社の萩まつりで紹介した通り、9月に萩が満開に咲きません。本当にケッタイナ時代になってきました……。
(平成23年 10月19日 要庵 主人書)