京都要庵歳時記「平成23年 長月の玄関のしつらい 萩と紫式部とすすき」(5) |
要庵歳時記で、毎年ご紹介していますので、おなじみの光景ですね。本当に手間がかかりますが、丁寧に整えますと見違えるように美しくなり、生き生きとします。女将が美容院に行って髪の毛を綺麗にしたのと同じですね。それにしても切り取ったススキの量には毎回驚きます。来月も穂先の手入れが必要ですね。
萩は、以前に久保造園さんから「萩は暴れるので庭で植える草木ではない。」と、アドバイスされたことがありました。主人は、鉢植えですが、萩を庭木同様に育てています。しかし、植木鉢で育てているのにこれほど大きく育つとは、、、本当に暴れていますね(大笑い)。花が咲いた時も、存在感があり美しいと確信しています。恒例の玄関磨き、夏から秋の草木への入れ替え、要庵西冨家の室礼も、草木も、料理も、そして女将も主人も秋です。
(平成23年 9月9日 要庵 主人書)