京都 要庵歳時記「京都五条坂 陶器まつり」(2) |
昔は、意地でも揃えるように努力しましたが、最近は、その時にある個数を大切にして、その買った個数で要庵西冨家の懐石に活かすようにしています。それにしても、良い器を選ぶ目利きが良くなるために、良い器を見ることが大切ですね。当たり前のことですが、良い器は値段も良いですね。それは良い器を作るためには、それだけの手間と時間がかかっていますし、素材も良いです。器に限ったことではないです。
最近は、低単価な品が市場に氾濫していますが、低い単価のものも、用途に応じて使い分ければ良いのです。高単価なものは手間や素材、技やデザイン等の必要なものが関わっているので、高単価なりの理由があることが、もっと理解されても良いのではないでしょうか。一方、お値段が安いから、全てが悪い、、、ということはありません。価格だけで判断するのは、ものの良さを見失うような気がします。それで、今回の五条坂陶器市では唐人の春秋の豆皿を数枚買いました!!!。
(平成23年 8月23日 要庵 主人書)