京都要庵歳時記「平成23年 夏の庭の手入れ」久保造園さん(3) |
また表玄関の竹や楓と樫の木の剪定を行ないます。この2つの木も庭と同様に7年かけて大きくしました。しかし、主人としては上に大きくさせたくなく、前に(富小路通に)伸ばして、要庵の門を被うようにしたいのですが……、門から前へは上に比べては成長は遅いです。主人がいくら願っても樫と楓の成長は木に任せなければ仕方がないので……。
要庵西冨家の門から玄関までの露地庭には竹が生えています。毎年2~3本の新しい竹が生えて来ますが、現在大小約25本の竹が生えましたので、京都独特の露地庭になってきています。「要庵西冨家の庭が完成するまではあと何年?」と聞かれば、その都度、新しい気付きがあり、その気づきで更に良い庭を作りますので、まだまだ先ですが、久保造園さんがおられるので心強いです。
(平成23年 7月14日 要庵 主人書)