京都要庵歳時記「平成23年 皐月 玄関の室礼」紫陽花(1) |
散った後は植え替えをおこない、ひと回り大きな鉢に植え替えて主人が大切に育てました。姫椿の全体的な大きさは1年かけて、鉢同様にひと回り大きくなりましたが、蕾もそこそこ付きましたが、まだまだ満足する数ではないです。やはり植木屋さんで育てられた環境と、主人が育てた環境との違いがあるのは確かです。但し、この環境にも順応して、来年以後美しい花の蕾を多く付けると確信しています。
その姫椿は花の蕾はほんの少しだけ残っており、5月中旬になっても美しく咲きます。葉は新しい芽が吹き、花同様に小さなな新緑の葉が多く育ってきます。女将も姫椿の新緑も良いのではないかなあ~~・・・・と言っていましたが、新緑の姫椿を飾るよりもこれから花が咲く草木を飾る方が良いかと考え、姫椿を片づけました。(直感的に今年の旬は終わったと主人は感じました。)街道桜と同じように、これから1年かけて大切に育てます。
(平成23年 5月9日 要庵 主人書)