京都要庵歳時記「南天の実は鳥に全て食べられた!!。」 |
また、紅白の南天の実は、格好の鳥の食事(餌)になり、最後の一粒の実まで綺麗に食べてしまいます。特に百舌鳥が食べます。女将も「本当に腹が立つわ~~!!!」と怒っています。それも白南天の白い実よりも赤南天の赤い実の方が好物で、白い実は薬用にも使いますので、鳥も賢いので良く知っています。しかし、お正月の南天の木は実があってこそ値打ちがありますので、なければ値打ちが半減します。
少し実が残っている時は南天も玄関で飾っていましたが、さすがに百舌鳥に全て最後の一粒まで食べられたら、もう~イイ加減にしろ!!。と思い、南天を片づけました(鳥の次の食事は何を食べるか・・・・??)。南天の後は黄梅を飾りたかったのですが、最近は市場に出ることが少ないので、「良い紅梅が手に入りました。」と連絡があり、早速女将が要庵西富家の玄関に飾ります。二月は節分でもあり、梅の季節ですので、これから可憐な梅が咲くことが楽しみです。それにしても百舌鳥には腹が立ちますね!!。梅の花の蜜はメジロやウグイスの格好の食事になります。
(平成23年 1月28日 要庵 主人書)