京都要庵歳時記 「床の間の飾り 炭俵つくり」(3) |
炭俵を作り始めて、もう~何年経つのですかね~~(10年くらいかな~)。当初はどんくさい炭俵でしたが、年々良くなってきました。炭は「清める」「凛とした。」意味合いもありますので、数寄屋の部屋にとても合います。昨年1年は更に春からの新型インフルエンザが追い打ちをかけるようにして、関西はじめ日本経済が本当に悪い1年でした。
平成23年・2011年を迎えましたが、新年を迎えたから急に良い年になるほど世の中は甘くありません。しかし、どうか主人が平成22年師走に書きましたように、「良縁招福」・「笑門来福」の願いが要庵西冨家のお客様に叶うよう心より願います。そして新年、数寄屋の部屋の床の間には、炭俵が凛として置かれています。
(平成23年 正月10日 要庵 主人書)