京都要庵歳時記 「平成21年 錦秋の京都御所」 (3) |
京都御所は1200年の都でしたし、宮内庁管轄ですので、桜や、もみじをはじめ木々が本当に素晴らしいです。日本各地で黄色、橙色、朱色、赤色と素晴らしい紅葉の名所は多くありますが、その中でも京都が一番と賞されるのは理由は、京都御所だけでなく、京都の紅葉の素晴らしさは、木々の紅葉の色彩が淡くグラデ-ションするからです。品がとても良いです。
桜と違いまして花が咲いて散れば終わりでなく、紅葉は続きます。御所の中でも綺麗にグラデ-ションしたもみじの木が多くありますが、まだまだこれから色づくもみじの木も残っています。ですから紅葉し終わって落葉しても、別のもみじの木が最高に美しく色づき、12月上旬になっても京都の紅葉は本当に美しいです。師走の上旬は小春日和で気候も天気も温暖で、人も少なく紅葉狩りには最高の時であると主人は毎年思っています。ゆっくりとのんびりと京都の時間が流れ、絶対にお薦めの京都の旅の時です。
(11月30日 要庵 主人書)