京都要庵歳時記「平成21年初秋 庭の手入れ・紅白南天」(3) |
枝を伸ばすことで、2階のお部屋からの眺めも良くなりますが、その反面、1階の日照時間が短くなります。そうなると、美しく可憐な花ほど育ちが悪く枯れてしまいます・・・。主人も心を込めて育てましたが「1年が過ぎて、四季を乗り越えれば、根付き育つ!」の思いでしたが、、、3年間で残念な結果になってしまいました。京都の町中で、お客様に可能な限りの自然の緑や、京都の庭を楽しんでいただこう~!と、主人は絶えず考えています。
秋の七草が枯れてしまったことは残念な結果です。庭の苔は綺麗に緑の絨毯のように育っていますが、枯れた七草を根元から切りますと、さすがに殺風景です。「う~ん、この状態でいいかなぁ~」と、夏の間考えていましたが、やはり寂しい感じがとてもしましたので、久保造園さんに紅白の南天を一鉢づつ注文しました。しかし、良い南天を揃えるのには日数がかかり、半月ほど待ちました。おかげで元気で品も形も良いものを揃えてくださりました。心より感謝しています。
(9月9日 要庵 主人書)