京都要庵歳時記「平成21年初秋 庭の手入れ・紅白南天」(2) |
リニューアルだから、できれば春夏秋冬、四季の花が可憐に咲けばいいのになぁ~と考えました。食材でしたら、初秋でも冬や春のものでも探せば見つかることもあるかと思いますが、さすがに秋に春の草木を探して植えることは難しいですね。残念でしたが、気持ちを切り替え「それぞれの季節に旬の草木を植えればいいなぁ~」と思いました。
それで、秋の七草の中で、撫子・女郎花・江戸萩・藤袴・ススキ・桔梗、そして葛の代わりに紫式部を植えました。植えた時はほんとうに可憐で、美しく、思わず自分でもうっとりしたくらいです。一日も早く根付き、来年の秋にも美しい花がふたたび咲くことを楽しみに毎日大切に世話をしました。しかし、可憐な花や茶花ほど育てるのは楽ではありません。主人の思い入れと水を適度に与えれば育つと思っていましたが・・・・・。
(9月8日 要庵 主人書)