京都要庵歳時記「祇園祭情景」山鉾巡行(1) |
ところで、関東や九州では、すでに梅雨は明けましたが、京都や関西ではまだのようです。やはり、世の中のズレと同じように、天候もズレてきましたね。京都はいつもなら、祇園祭の宵山の16日ころに明けて、17日の山鉾巡行の日は快晴で痛いくらいの真夏の太陽が山鉾を照らしつけます。
「宵山や山鉾巡行の頃に京都の梅雨は明ける」と、昔から京都ではよく言われます。宵山からお盆の大文字の送り火までの1カ月は夏の暑さも厳しいですが、梅雨明けが遅れると、初秋の9月が8月以上に残暑の厳しい月になるのは大いに予想されます。
(7月17日 要庵 主人書)